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「いい日旅立ち」―谷村新司

昔々、現在のJRが、まだ国鉄と呼ばれた時代のお話しです。(笑)

その国鉄が、大阪万博の年である、1970年(昭和45年)から、大々的にキャンペーンを張ったのが、「DISCOVER JAPAN(ディスカバー ジャパン)」。

このキャンペーンは、今は無き、ノーベル賞作家の川端康成氏の作った「美しい日本と私」のコピーでも有名でした。

その何代目かのテレビCM曲で流れたのがこの曲。
伝説の山口百恵さんの歌で大ヒットしました。

  雪解け間近の北の空に向かい
  過ぎ去りし日々の夢を叫ぶ時

谷村新司さんは、アリス時代からずっと好きなんだけど、なんか歌詞がね〜。(笑)
さだまさしさんの歌詞が、短編小説にも似たような構成と文章力を持つのに対して、谷村さん(ツウは谷村さんのことを「チンペイ」と呼んでましたね。)、語彙(ボキャブラリー)が、私と同様に、かなり不自然っすよ。(笑)
でも、印象に残るイメージを掴むのは、さすが大阪人の先輩。

雪解け間近の北の空って…なんでしょう。
おそらく、「詩」としては、「雪解け間近の北の国へ旅立ち、過ぎ去りし日々の夢を想う時」くらいが適当なんでしょう。

しかし、空に向かって叫ぶ…、なんという、青春でしょ。(笑)
このインパクトが谷村新司さんの真髄なんでしょう。

ちなみに、チンペイは、かの、おじさんカラオケ定番の名曲、「昴」にも、やはり、「目を閉じて何も見えず…」って、歌ってます。

…目を閉じて、何も見えへんのは、当たり前やろ〜、目を閉じて、見えたら、そりゃ超能力者やないか〜と、ぼやき漫才の故人生幸朗師匠やなくても、ぼやきのネタになります。(笑)

  ああ 日本のどこかに私を待ってる人がいる
  いい日旅立ち 夕焼けを探しに
  母の背中で聞いた歌を道連れに

まっ、みなさん、聞いてください。この歌詞…。

〜♪夕焼けを探しに〜♪、…夕焼けを探しに出かけて、一晩中、迷子になって、朝焼け見ながら、朝帰り〜になったら、どないすんねん、かあちゃんに怒られるやないか。

責任者出て来〜いと、またぼやきたくなりますわ、みなさん、どう思います。(笑)

  私は今から想い出を創るため
  砂に枯れ木で書くつもり「さよなら」と

と、おちゃらけは、このへんにして…(微笑)、
浜辺で、流れついた枯れ木の流木で、愛した人の名前を砂浜に書いていく…、寄せ来る波が、その名前を消していく…。
愛した人よ、さよならと…。

  ああ 日本のどこかに私を待ってる人がいる
  いい日旅立ち 幸せを探しに
  子供の頃に歌った歌を道連れに

ともあれ、友達や恋人と、わいわいと旅するのも良いけど、たまには一人旅も良いものです…。

そして、旅も終わり近くになって、日本のどこかで、あなたを待っている人に、…きっと、出会えるはずです。

その人は、新しい自分という…人なのかも知れませんが…。

(初稿1999.11 最終改訂2001.5)



いい日旅だち      

作詩/作曲 谷村新司

雪解け間近の北の空に向かい
過ぎ去りし日々の夢を叫ぶ時
帰らぬ人達 熱い胸をよぎる
せめて今日から一人きり旅に出る
ああ 日本のどこかに私を待ってる人がいる
いい日旅立ち 夕焼けを探しに
母の背中で聞いた歌を道連れに

岬のはずれに少年は魚釣り
青い芒の小径を帰るのか
私は今から想い出を創るため
砂に枯れ木で書くつもり「さよなら」と
ああ 日本のどこかに私を待ってる人がいる
いい日旅立ち 羊雲を探しに
父が教えてくれた歌を道連れに

ああ 日本のどこかに私を待ってる人がいる
いい日旅立ち 幸せを探しに
子供の頃に歌った歌を道連れに

1978年(昭和53年)
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