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長い人生航路においては、いつも快晴で、順風満帆であることのほうがまれでしょう。
逆風、向かい風の中で、激しく身を打つような雨が降り続いて、一筋の光明すら見出しえない漆黒の闇の中を歩き続けなければならないときも必ずあります。
いつ雨が止むのか、いつ風がやんで、そして明るくなってくるのか…それは誰にもわかりません。
でも、確かに言えるのは、止まない雨も、明けない夜もない!ということです。
止まない雨も 明けない夜も
今迄一度もなかった
Close Your Eyes −瞳をとじて
作詩/作曲 さだまさし
決して、自分に対する試練の雨風、試されている暗闇なんだ…なんて…、大げさに、たいそうに、考え込まないようにしてください。
まして、神仏が我に与えたもうたもの…なんて、考えた日には、それこそ、神も仏もあるものか…、と、絶望のふちに追いやられることもあります…。
雨もふりあきて 風もやんだようだね
やがては、雨もふりあきるでしょう。
やがては、風すらも、息をひそめるようにして、やむでしょう。
それをひたすら信じること…。
ときを待つべきのみ…。
ところで、ぼくは、自他ともに認める雨男です。
梅雨の真っ只中の水無月・6月に生まれましたので、正真正銘、正統派、本格派、本家・元祖の雨男といえるかもしれません。(笑)
雨男の本領は、遠足や旅行はもとより、入学式や卒業式、入社式や結婚式と言った、人生のここ一番というときに、必ず、雨が降ることで発揮されます。
ですから、どうしても、雨が必要な方は、ぜひ私をお誘いくださいませ。(笑)
でも、だからこそ、思うのですが、確かに、止まなかった雨は、今まで絶対になかったと確信します。
雨男だからこそ、雨の止んだときの、これまでの雨模様が何だったのか、と、思うほどの広がる青空の恨めしいことを、いやほど実感してきました。(笑)
つい今しがたまで ドンチャン 騒いでた街が
ひっそりかんと ひざを正してさ
静かだね 静かだね
この世は、喧騒と静寂の繰り返し。
祭りのあとが寂しいのは、きっとその喧騒と静寂の落差の激しさに、戸惑いを感じるからでしょう。
でも、それもやがて慣れてきます。
始めがあれば終わりがある…終わるからこそ、始まるものがある…。
それが人生というものです。(笑)
夢でも食べながら
もう少し 起きてようよ
そう…、これが、究極のダイエットの極意です。(笑)
カロリーゼロの夢を食べ、夜更かししてエネルギーを消費すれば、究極のダイエット効果があります。
でも、この「青春音楽館」を放浪して、夜更かししたとしても、決して、カップラーメンを食べてはいけませんし、まして、ポテチを一袋空けてしまってはいけません。(笑)
そんな人は、ぼくと一緒に、昔通りどころか、同じ道を歩むことになりますよ…体重増加の道を。(笑)
そう、夢でも食べながら、夜更かしするのが一番。
大きな夢、素敵な夢であれば、きっとしなびた胸も、出張った腹も、満足するでしょう。(笑)
もっとも、すでに夢ばかり食べて、すでに夢を食べるという想像上の動物、獏(ばく)のような体型になっている人は、もはやこの夢ダイエットも、儚(はかな)き夢とあきらめてくださいね。(笑)
ともかく、「夢でも食べながら」…というフレーズは、印象深い、素敵なフレーズです。
スプーンも お皿も 耳をすましてさ
ああいいネ ああいいネ
泣き出しそうな声で
もう少し いきますか
ギターを爪弾きながら、静かに歌いはじめる。
歌うというより、語る…弾き語りという手法です。
耳を澄ましていたお皿とスプーンも、パーカッションとして参加するかもしれません。(笑)
そんなこんなで、お酒をもう少しいくのもいいし、そんなこんなで、人生をもう少し生きるのもいいでしょう。
雲が飛ばされて 月がぽっかり ひとり言
こんな空は昔 ほうきに乗った 魔法使いの
ものだったよと 悲しい顔してさ
西洋の古いお伽話によく出てくる、ほうきに乗った魔法使いの話は、現在でも、メルヘンや、ファンタジーの物語として登場して、人気があります。
日本でも、十六世紀後半から十七世紀にかけて書かれ、絵巻物風の挿し絵が挿入されて刊行された、「文正草子」「鉢かづき」「一寸法師」「浦島太郎」などの短編の物語があり、これらを御伽草子(御伽文庫)と呼びました。
むかし、むかし、あるところに…、と、誰もが幼いときに子守唄代わりに聞いた、お伽話の原典です。
君の絵本を 閉じてしまおう
もう少し幸せに
幸せに なろうよ
でも、そんなお伽話や、童話、絵本は、所詮は、夢物語に過ぎません。
ネバーランドや竜宮城にあこがれて、しばし、夢を見ることもいいでしょう。
けれど、そこに行くことを渇望し、あげくに飢(かつ)えて、不満をつのらせるよりは、今のこの地で、幸せに、もう少し幸せなろうよ…。
ほら、あなたのそばに、幸せの青い鳥がいます…って、また、童話の話に戻って、どうすんのよ。(笑)
いまだ、夢を食べ続けている館長の寝言でした。(笑)
フォーク界のカリスマ、吉田拓郎さん。
「人生を語らず」の拓郎さんについて、もはや多くを語る必要はないでしょう。(笑)
でも、語らないと解説にならないので、語ります。(笑)
昭和21年(1946年)、鹿児島県生まれ、9歳のときに広島に転居して、広島商科大学卒。
ボブ・ディランやベンチャーズ、ビートルズの影響を受けて、昭和41年(1966年)、日本コロムビアのフォーク・コンテストで入賞し、昭和46年(1971年)に、「結婚しようよ」、翌年「旅の宿」が大ヒット。
フォークからニューミュージックへと、日本のミュージックシーンの過渡期に、フォーク・ニューミュージック界にとどまらず、演歌・歌謡曲の歌手に楽曲を提供するなど、大きな影響を与えました。
作詞は、白石ありすさんです…が、ネットで調べてみましたが、生年月日や出身地などは不明…、いや性別さえも分かりませんでした。(笑)
でも、多分、彼女…でしょうが、1970年代から1980年代にかけて、多くの人に歌詞を提供され、活躍された作詞家です。
(初稿2003.8 未改訂) |