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なにげなくクリックして、心の準備が整っていない方には、まことに、申し訳ないのですが、さて…、ここで、いきなり問題です。(笑)
群馬・栃木・埼玉・山梨・長野・岐阜・滋賀・奈良…これらの府県に共通することって、なんでしょうか。
答えは、CMのあと…なんて、野暮なことは申しませんよ。(笑)
もちろん、正解は、海岸のない府県ということ。
したがって、これらの府県には、海岸通がありません!…?。
…と、果たして、断言して言えるのか…は、自信がありません。
どなたか、そんな調査した方は、ご一報ください。(笑)
しかし、ともかく、四方を海に囲まれた島国である我が国においては、おそらく、海岸通という地名は、数多くあるはずです。
そして、その海岸通のひとつひとつに、多くの人の青春の思い出たちも、数多く刻まれていることでしょうね。
あなたが船を選んだのは
私への思いやりだったのでしょうか
高速道路も自動車も今のように普及しておらず、また飛行機も一種のぜいたくであった頃、本州から、九州や四国、北海道に渡るための交通手段として、フェリーなどの船が使われました。
しかし、どんなに速い高速船でも、時速80キロ程度ですから、飛行機は言うに及ばず、新幹線や自動車にも負けてしまい、フェリー航路は、あいついで廃止されてしまいましたね。
選びたくとも、船がなくなってしまっては…。
別れのテープは切れるものだとなぜ
気づかなかったのでしょうか
船の乗客と、岸壁の見送り客とをつなぐ五色の紙テープ。
船が出港していくにつれて、ひとつ、またひとつと、切れて海に落ちていくテープ…。
しかし、別れの紙テープも、最近は、海洋汚染につながるからと、使用禁止にしているところもあると聞きますが、かといって、水にすぐ溶ける紙…トイレットペーパーなどを別れのテープにしては、さらに情緒がないでしょうけど。(笑)
港に沈む夕陽がとてもきれいですね
あなたを乗せた船が小さくなってゆく
お見送りというのは…なぜかせつない光景ですよね。
それも夕陽に染まっていく港から、出港して、遠ざかる船。
汽車などに比べて、船の方は、速度が遅くて、小さくなっていくのに時間がかかる分、よりせつないかもしれません。
夜明けの海が悲しいことを
あなたから教えられた海岸通
夜明けの海を見たことがありますか。
イメージの世界では、夜明けの海というのは、暗闇の世界から次第に解放されて、明るくなっていき、それから、海と空とのさかいが、はっきりと見えてきて、新鮮な潮の香りのなかで、朝日を浴びた波がゆらゆらときらめき、すがすがしい感じがします。
しかし、実際は、朝日が昇り始めるころの夜明けの海は、朝凪というのでしょうか…、一瞬、風も止まってしまって、目の前に広がる茫洋たる大海に、泣きはらした瞳のような光が差していきます。
そして、それは、なぜか、もの悲しげです。
あなたの言う通り妹のままで
いたほうがよかったかもしれない
こんな想いを経験した人は多いかもしれません。
もし、ふたりが恋人同士とならなかったのならば、気のあった友達同士として、あるいは仲の良い兄妹みたいな関係を保って、ずっと、つきあい続けられたかもしれない。
そして、そんな二人ならば、ありふれた男女の別れなど、経験しなくても済んだかもしれない…。
でも、これもまた、錯覚かもしれません。
どんな関係を築いた人間同士にだって、やはり別れのテープはあって、それはやはり切れていくものですから。
…でも、切れるものだとしても、だからこそ、その出会いは、一期一会(一生に一度だけの機会)と心得て、誠意を尽くして、人と接していくことが大切なのかもしれません。
まるで昨日と同じ海に波を残して
あなたを乗せた船が小さくなってゆく
この歌は、イルカさんのカバーでもヒットしました。
でも、風の「ファーストアルバム」に収録されていたバージョンも棄てがたいものがありますので、風バージョンの方を選択しました。
汽車での別れの情景を歌った「なごり雪」と聞き比べをしてみるのも、面白いかもしれません。
まあ、汽車でも船でも、どっちも別れは、せつないものですが。(笑)
(初稿2002.7 未改訂) |