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「乾杯」―長渕剛

近年は、結婚式の形態も多様化して、一概には言えませんが、いわゆる親族参加型のオーソドックスな結婚式では、内容として無難なこの歌を、歌った人、歌われた人は多いのではと思います。

かって、友人の結婚式で、ぼくがこの歌を余興で歌おうと思ってギターまで用意していたのに、調整ミスだったのか、新婦側の友人たちに先に歌われてしまい、急きょ、「乾杯」を「秋桜(コスモス)」に替え、アカペラ(無伴奏)で歌った記憶があります。
まあ、もっとも、おかげで、新婦側には、なぜか感動の涙を誘って受けた、受けた…。(笑)

  あれからどれくらいたったのだろう
  沈む夕日を いくつ数えたろう
  故郷の友は 今でも君の
  心の中にいますか

故郷(ふるさと)の友…良い響きですね。

ぼくは、ほとんど生まれ育った土地を離れていなくて、会おうと思えばいつでも故郷の友に会える…、でも、会えば、「あの頃」には戻れるけど、現在(いま)にはつながらない…、語弊があるけど、何か虚しさ…を感じるのは、ぜいたくなんでしょうね。

「故郷は遠きにありて思うもの…」という室生犀星の詩が頭の中をよぎるのは、故郷の友が「あの頃」の住人だからでしょうか。

  乾杯! 今 君は人生の
  大きな 大きな舞台に立ち
  遥か長い道のりを 歩き始めた
  君に幸せあれ!

ともあれ、少子高齢化という社会的背景のなかで、結婚や家族に対する考え方が、いま、激動しています。
進む晩婚化、離婚率の上昇、未婚から非婚へというシフトは、この曲にあるような、結婚という人生の一大イベントという位置付けが、ライフサイクルの中の、ただのひとつのワンステージ、いやステージにすらならなくなってきているのかもしれない。

ともかく、幸多かれと祈るしかないのかな。(笑)

  風に吹かれても雨に打たれても
  信じた愛に背を向けるな

おいおい、長渕くん!と思いませんか。
背を向けた人が、な〜に、言っちゃって、という感じですね。(笑)
これ以上のコメントは思い浮かびません。(笑)

と、いうことで、長渕剛くんの歌らしくないこの歌、彼自身も、余りに優等生、学校の音楽の時間の教材に使われるまで普及したことを嫌ってか、この曲のニューバージョンを出しましたが、やはり圧倒的支持は旧バージョンの方でしょうね。

親切なカラオケでは、新旧タイプありますので、年長者はもちろん息継ぎの楽な旧タイプを選びましょう。(笑)

それでは、これにて、本日の華燭の宴、お開きといたします。

(^O^)/C□☆□D\(^_^ )カンパーイ!

(初稿1999.10 最終改訂2001.7)



乾杯

作詩/作曲 長渕 剛

かたい絆に想いをよせて
語り尽くせぬ青春の日々
時には傷つき 時には喜び
肩をたたきあった あの日

あれからどれくらいたったのだろう
沈む夕日を いくつ数えたろう
故郷の友は 今でも君の
心の中にいますか

乾杯! 今 君は人生の
大きな 大きな舞台に立ち
遥か長い道のりを 歩き始めた
君に幸せあれ!

キャンドルライトの中の二人を
今こうして 目を細めてる
大きな喜びと少しのさみしさを
涙の言葉で歌いたい

明日光を身体にあびて
ふり返らずにそのまま行けばよい
風に吹かれても雨に打たれても
信じた愛に背を向けるな

乾杯! 今 君は人生の
大きな 大きな舞台に立ち
遥か長い道のりを 歩き始めた
君に幸せあれ!

乾杯! 今 君は人生の
大きな 大きな舞台に立ち
遥か長い道のりを 歩き始めた
君に幸せあれ!

1980年(昭和55年)
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