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今度生まれてくるとしたなら
やっぱり女に生まれてみたい
だけど二度とへまはしない
貴方になんかつまづかないわ
この曲のツーコーラス目の、このフレーズを初めて聞いたときに、なんか、めっちゃ、鳥肌が立ったのを覚えています。(笑)
あなたと出会えて良かった…。
あなたと出会ったこと後悔していない……。
これが「恋」と思っていた………。
愛する事に疲れたみたい
嫌いになった理由じゃない
これは恋愛シーンにおけるよくある情景ですね。
永過ぎた春、とまではいかなくても、恋愛が少しマンネリ状態になると、ふと、こんな思いに駆られた人も多いはず。
きっと貴方はいつもの事と
笑い飛ばすに違いない
だけど今度は本気みたい
貴方の顔もちらつかないわ
そして、このままで、私達、ほんとに良いのかなあ〜、駄目になるんじゃないかなぁ〜なんて思い始めて、相手にそれとなくサインを送るものの、相手は考え過ぎだよ、なんて取り合わず…。
そうなのかなぁ〜、そうだよね、なんて自分を説得しつつも、どこかに感じる、こころの隙間の広がり…。
そして、なんども、なんども、階段を上り下りするように、回廊を巡るように…、いったりきたり…。
………そして決心。
そのときの思い切りが、このフレーズに現れています。
もう決して、もういちど、やり直せたら…なんて思わない。
それほどまでに、一途に燃えるような恋をすれば、もういちど同じ相手と出会ったら…なんて、もはや思えないものかもしれない。
インスタントな、レトルトな、ほんとにファーストフードのようなお手軽な恋愛が氾濫するなか、貴重な歌です。
男はいつも待たせるだけで
女はいつも待ちくたびれて
それでもいいと慰めていた
それでも 恋は恋
ちなみに、二十代の若さでこの歌を作った松山千春は、さすがにするどい感性をしていたんだなぁ、と思います。
もっとも、その感性がするどい分、そのストレスが、頭髪に来たと思うのは、ぼくだけかしら。(笑)
(初稿1999.9 最終改訂2001.7) |