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「白いサンゴ礁」―ズー・ニー・ヴー

   青い海原 群れとぶかもめ
   心ひかれた 白い珊瑚礁

果てしなく続く広々とした青い海、そして、群れとぶ白いかもめ。
そして、雲ひとつない青々とした空に舞う、かもめたちの白さに呼応するかのように、紺碧の海に見え隠れする白い珊瑚礁。

夏の日の、青と白の光のハーモニー…。
鮮やかに目に浮かびます…。
…でも、見たことはないんですが。(笑)

ところで、珊瑚礁といえば、白い珊瑚礁よりも、青い珊瑚礁の方が知っている人は、多いかも知れません。
そして…、青い珊瑚礁…と、言えば…、

 ♪ああ〜私の恋は〜 南の風に乗って走るわ〜
  ああ〜青い風〜 切って走れあの島へ〜

と、松田聖子さんの「青い珊瑚礁」を思い出す人も多いでしょう。

ねぇ…あの当時の聖子さんのイメージから、そのあとの彼女の数奇な人生を、誰が想像したでしょうね。(笑)

また、ブルック・シールズさん主演の、美しい南太平洋の無人島を舞台にした、少年と少女の楽園のアダムとイヴのようなラブストーリー映画「青い珊瑚礁」を思い出す人もいるでしょう。

ねぇ…ほんとは、あの映画のシールズさんのヌードが、ほとんど吹き替えだったとは、誰が想像したでしょうね。(笑)

そう言えば、「青い珊瑚礁」という有名なカクテルもありますね。
ドライジンをベースにして、グリーンペパーミントの青い海、そしてグラスに沈んだチェリーの珊瑚礁。そして、砂糖でグラスの縁を飾って渚で砕ける白い波、ミントの葉で涼やかな椰子の木をイメージ。

聖子さんにも、シールズさんにも酔いそうだったけど、今となっては、やはり、こちらの方が、酔いそうですね。(笑)

   いつか愛する ひとができたら
   きっとふたりで 訪れるだろう

いずれにしろ、愛する人ができたら、訪れたいと思う珊瑚礁は、「青い珊瑚礁」であれ、「白いサンゴ礁」でも、どっちでもいい訳です。

もっとも、珊瑚と一口に言っても、青や白だけではなく、たいやきくんに手をふってる「ももいろサンゴ」もいたり、若大将の加山さんがこさえてくれる、紅い指輪となる「珊瑚」もいます。(笑)

   まことの愛を 見つけたときに
   きっとふたりで 訪れるだろう

「まことの愛」…なんて、いくらなんでも、照れますね。(笑)
こんなときは、「まことの愛」と叫んでから、照れ隠しに、楳図かずおさんのまことちゃんのように、「グワシッッ!」を叫べば、きっと、照れは隠せる…けど、きっと、恥かしくなります。(笑)

やはり、ここは、まことの愛…ちょっと劇画っぽくシリアスにせまって、誠の愛として…、「君のためなら死ねる!」と、梶原一騎 さんの愛と誠の岩清水くんを思い出しましょうか。(笑)
青春音楽館というより、青春マンガ館になりましたね。(笑)

   南の果ての 海の彼方に
   ひそかに眠る 白い珊瑚礁
   まことの愛を 見つけたときに
   きっとふたりで 訪れるだろう

いずれにしろ、この歌が流行った当時は、珊瑚礁で有名なオーストラリアのグレート・バリア・リーフなどを知る日本人もまだまだ少なく、いや、日本の珊瑚礁のメッカである沖縄ですら、米国統治領の返還前で、まだパスポートが必要な外国でしたから、珊瑚礁は、ほんと、あこがれだったのでしょうね。


ズー・ニー・ヴー、グループサウンズ衰退期に現れた最後発のグループで、二枚目のシングル「白いサンゴ礁」が大ヒット。
のちに尾崎紀世彦さんが歌って大ヒットした「また逢う日まで」の原曲「ひとりの悲しみ」も、ズー・ニー・ヴーでした。
ツインヴォーカルのひとり町田義人さんは、ソロでも活躍しました。

(初稿2002.8 未改訂)


白いサンゴ礁

作詞 阿久 悠
作曲 村井邦彦

青い海原 群れとぶかもめ
心ひかれた 白い珊瑚礁
いつか愛する ひとができたら
きっとふたりで 訪れるだろう

南の果ての 海の彼方に
ひそかに眠る 白い珊瑚礁

まことの愛を 見つけたときに
きっとふたりで 訪れるだろう

南の果ての 海の彼方に
ひそかに眠る 白い珊瑚礁

まことの愛を 見つけたときに
きっとふたりで 訪れるだろう

1969年(昭和44年)
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