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「夏をあきらめて」―サザンオールスターズ

   波音が響けば雨雲が近づく
   二人で思い切り遊ぶはずの On the beach

天気予報って、あまり、あてになりませんね。
雨男のぼくが言うのもなんですけどね。(笑)

富士山山頂の気象レーダーが1965年(昭和40年)に完成し、また1974年(昭和49年)からアメダス(地域気象観測システム( Automated Meteorological Data Acquisition System))が稼動しました。

さらには、1977年(昭和52年)には、気象衛星ひまわりが、赤道上空約36000キロのかなたから、画像や各種の気象データを送ってくるようになりました。

だから、これらの気象情報をもとに、天気予報の精度も、ずいぶんと高まったはずなんですけど…。
天気予報って、あまり、あてになりませんね。(笑)

 朝焼けは雨…
 猫が顔を洗うと雨が近い…
 蛙が鳴くと雨になる…

案外、これらの現象による予測の方が、下手な天気予報より、あたるような気がします。(笑)
そうであるならば、猫と蛙に、まず気象予報士の資格を与えるのもいいかも知れませんね。(笑)

ところで、蛙が鳴く…などは、いわゆる、観天望気(かんてんぼうき)と呼ばれるもので、古くから、雲や風や空の色などを目で観察して、経験的に、天気を予想する手法です。

とくに、「板子一枚下は地獄」と言われる船乗りさん、漁師さんたちは、海の天気の次第によっては、生死を分けることがあるのですから、波音の響きの違いや潮風の向きなどに敏感です。

また、農家の方々なども、天候によっては、日照不足や冷害など、作況に大きく影響を与えますし、また野外の建設現場などで働く方々も、工事の工程管理上、天気にはことのほか気を配ります。

したがって、今回の歌は、ヤン坊・マー坊の天気予報の唄をお送り…

 ぼくの名前はヤン坊
 ぼくの名前はマー坊
 二人あわせてヤンマーだ
 きみとぼくとでヤンマーだ
 農家の機械はみなヤンマー
 漁船のエンジンみなヤンマー
 ディーゼル発電 ディーゼルポンプ
 建設工事もみなヤンマー
 小さなものから大きなものまで
 動かす力だヤンマーディーゼル
       能勢英男作詞・米山正夫作曲「ヤン坊・マー坊の唄」

…しようと思ったのですが(^^ゞ、この曲は、JASRAC(社団法人日本音楽著作権協会)管理外の曲ということで、別途著作権を有する専属会社に許諾手続きをしないと、メロディー使えませんということなので、や〜めました。(笑)

ともかく、なんで、ディーゼル会社さんが、長いあいだ、ず〜と、天気予報のスポンサーをしているかの謎が、解けましたでしょ。(笑)

   きっと誰かが恋に破れ
   噂のタネに邪魔する

噂のタネに…噂のネタに…カラオケでは、よく間違って歌われています。
ネタは、タネ(種)の倒語で、似たような意味で使われますけど、まあ、ひとつの話のタネにして…。(笑)

   君の身体も濡れたまま
   乾く間もなくて
   胸元が揺れたらしずくが砂に舞い
   言葉も無いままに あきらめの夏

夏をあきらめきれず、降り出した雨の中で泳いでるのか…、そう思っていましたが、かなり意味シンなフレーズであるということに気がついたのは、ずいぶんとあとのことです。…遅いってか(^^ゞ

まあ、泳げば濡れるんで、多少の雨くらいならば、海水浴するのに支障はないでしょう。
目に入った塩水が流れるのでちょうどいいか。
もっとも、雷が鳴り出すと、おっかないです…とくにヘソが出ている方は注意です。(笑)

ただ、夏をあきらめなければならないときというのは、雨よりも、むしろ気温という気がします。
いわゆる冷夏というやつ…。

地球温暖化やヒートアイランド現象で、猛暑の夏に慣れてしまうと、なんか気温が上がらない冷夏は、涼しいというよりも寒々しいですね。

   潮風が騒げばやがて雨の合図
   悔しげな彼女とかけこむ Pacific hotel

でも、もっと寒々しいのは、いい年した青年が、男同士で海水浴場に来ている図。
それも、女の子たちに声をかけまくり、そして振られまくり、しかたなく、男同士で砂遊びしている図。(笑)

えっ、マスターの青春時代のようやてか。?(笑)
ぼくは、まじめでしたから、ナンパしたことないっす。
現地調達せずに、お持込するタイプでした。(笑)

この歌詞のように、雨を口実に、すぐに彼女とかけこめるならば、むしろラッキーと思ったかも。(笑)

   腰のあたりまで切れ込む
   水着も見れない
   熱めのお茶を飲み意味シンなシャワーで
   恋人も泣いてる あきらめの夏

うん、でも、水着は見れなくても…むにゃ、むにゃ〜、と、今回は、意味シンなコメントで終わります。(笑)


この歌は、研ナオコさんがカバーして、かなりヒットしました。もちろん、桑田さん自身も歌われています。
夏の歌の定番になりましたね。

(初稿2003.8 未改訂)


夏をあきらめて

作詞/作曲 桑田 佳祐

波音が響けば雨雲が近づく
二人で思い切り遊ぶはずの On the beach
きっと誰かが恋に破れ
噂のタネに邪魔する
君の身体も濡れたまま
乾く間もなくて
胸元が揺れたらしずくが砂に舞い
言葉も無いままに あきらめの夏

Darlin' can't you see ?
I'll try to make it shine
Darlin' be with me !
Let's get to be so fine

潮風が騒げばやがて雨の合図
悔しげな彼女とかけこむ Pacific hotel
うらめしげにガラスごしに
背中で見てる渚よ
腰のあたりまで切れ込む
水着も見れない
熱めのお茶を飲み意味シンなシャワーで
恋人も泣いてる あきらめの夏

Darlin' can't you see ?
I'll try to make it shine
Darlin' be with me !
Let's get to be so fine

岩陰にまぼろしが見えりゃ虹が出る
江ノ島が遠くにボンヤリ寝てる
このまま君と あきらめの夏

1982年(昭和57年)
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