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「雨ふり道玄坂」―ふきのとう

てててて山木康世は、1950年北海道札幌生まれ。月寒高校2年の時に初めてギターを手にする。
細坪基佳は、1952年北海道石狩沼田町生まれ。小学3年の時、児童少年音楽コンクールに2位入賞するなど、幼少の頃からボーカリストとしての才能を発揮する。

北海学園大学フォークソング研究会で二人は出会い、 1972年デュオ「マッド・スライド・スリム」結成(名前はJames TaylorのLPからとった)。その後いろいろ名前を変えるが、同年3月NHK札幌局にテレビ出演した際はじめて「ふきのとう」を名乗る。
1973年、「バイタリス全国フォーク音楽祭」作曲賞受賞。

1974年デビュー。デビュー曲「白い冬」は大ヒットした。 1979年には「春雷」がヒットした。

1979年、細坪基佳ソロ活動を開始。 1981年、山木康世ソロ活動開始。

1984年9月23日、日比谷野外音楽堂にてデビュー10周年記念コンサート。チケット予約に4万通余りのはがきが殺到する。
1987年7月31日、初の日本武道館コンサート。 1989年10月6〜10日、デビュー15周年東京厚生年金会館5days。

1992年1月、コンサート会場にて解散発表。 3〜5月、全国解散コンサートツアー。 5月8日、ふたりの出身地北海道の札幌厚生年金会館コンサートで、「ふきのとう」の長い歴史に幕を閉じる。

現在ふたりはそれぞれソロとして活躍中。

全国コンサートツアーをコンスタントに続け、1978年には年間250本のコンサートを行った。また沖縄県で特に人気が高く、すべてのシングルが有線リクエストで1位(ヒットチャートでピンクレディーを抜いたらしい)同1978年沖縄限定シングル『ここは沖縄』を発売している。

二人共に作詞作曲をしリードボーカルもとるが、シングルでは山木が作った歌を細坪が歌うパターンが多かった。特徴的なのはそのハーモニーであった。細坪が歌う高音の主旋律に、山木が6度下の低音のハーモニーをつけるというものである。声質も似てはおらず音階に開きがあるので、かなり不思議なハーモニーに聞こえるが、これは本来3度上のハーモニーを1オクターブ下げたもので間違いではない。このようなハモりになった理由は、両者の声域の違い(細坪は極端に高く、山木は低い)によるものと思われるが、他のグループには見られないふきのとう独自のスタイルになっていた。

1992年5月8日の北海道札幌厚生年金会館でのコンサートを最後に18年間続いたグループを解散。その後は「ふきのとう」としての活動は行っておらず、それぞれソロ活動をしている。



(初稿1999.9 最終改訂2001.8)


歌詞

作詞/作曲 山木 康世

雨ふりの道玄坂 バスを待つあなたの
淋しさに声かけたのは 気まぐれじゃなかったわ

ガラス窓から後ろ姿が 雨に煙りかすんで消える
ただあなたに嫌われないように いつか
長い髪も切ったのに

電話ボックスで夜が明けるまで
一人で寒さしのいだ冬の日
ただあなたの笑顔が見たくて 一人
馬鹿げた事もしてきた

あの日雨ふりの道玄坂 バスを待つあなたの
淋しさに声かけたのは 気まぐれじゃなかったわ
あの日雨ふりの道玄坂 バスを待つあなたの
淋しさに声かけたのは 気まぐれじゃなかったわ

今日が二人の終わりだなんて
誰がきめたの一年少しで
ただあなたに夢中で暮らしてきた今は
誰も何も信じたくない

あの日雨ふりの道玄坂 目を閉じてあなたの
淋しさに抱かれたのは 気まぐれじゃなかったわ
あの日雨ふりの道玄坂 目を閉じてあなたの
淋しさに抱かれたのは 気まぐれじゃなかったわ

雨ふりの道玄坂 目を閉じてあなたの
淋しさに抱かれたのは 気まぐれじゃなかったわ
雨ふりの道玄坂 目を閉じてあなたの
淋しさに抱かれたのは 気まぐれじゃなかったわ


1976(昭和51)年
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