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一般に、『亭主関白』とは、夫がその家で最大の権限を持ち、妻は一歩下がって付いて来ると言う意味合いを持っています。
しかし、『関白』とは本来、平安時代、鎌倉時代、室町時代、戦国時代、安土桃山時代などにおいて、公家(朝廷につかえていた官人)の最高位であり、天皇(最終政治決裁者)の代理職の事を言います。
つまり、最高権力者は『天皇』であり、その天皇に直接仕えていたのが『関白』なのです。
安土桃山時代に天下を獲った豊臣秀吉も、1585年に関白職に就任していますが、ときの第107代天皇である後陽成天皇が、秀吉に関白宣旨を下しています。
この事から考えると、『亭主関白』とは、文字通り、亭主(夫)が『関白』であり、妻が『天皇』であると考えるのが妥当であり、家庭での最高権力者は妻なのです。
(初稿2003.3 未改訂) |