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「関白宣言」―さだまさし

一般に、『亭主関白』とは、夫がその家で最大の権限を持ち、妻は一歩下がって付いて来ると言う意味合いを持っています。

 しかし、『関白』とは本来、平安時代、鎌倉時代、室町時代、戦国時代、安土桃山時代などにおいて、公家(朝廷につかえていた官人)の最高位であり、天皇(最終政治決裁者)の代理職の事を言います。
 つまり、最高権力者は『天皇』であり、その天皇に直接仕えていたのが『関白』なのです。
 安土桃山時代に天下を獲った豊臣秀吉も、1585年に関白職に就任していますが、ときの第107代天皇である後陽成天皇が、秀吉に関白宣旨を下しています。

 この事から考えると、『亭主関白』とは、文字通り、亭主(夫)が『関白』であり、妻が『天皇』であると考えるのが妥当であり、家庭での最高権力者は妻なのです。

(初稿2003.3 未改訂)


歌詞

作詞/作曲
お前を嫁にもらう前に
 言っておきたい事がある
 かなりきびしい話もするが
 俺の本音を聴いておけ
 俺より先に寝てはいけない
 俺より後に起きてもいけない
 めしは上手く作れ いつもきれいでいろ
 出来る範囲で構わないから
  忘れてくれるな 仕事も出来ない男に
  家庭を守れるはずなどないってことを
  お前にはお前にしか できない事もあるから
  それ以外は口出しせず
  黙って俺についてこい


 お前の親と俺の親とどちらも
 同じだ大切にしろ
 姑小姑かしこくこなせ たやすいはずだ
 愛すればいい
 人の陰口言うな聞くな それからつまらぬ
 シットはするな
 俺は浮気はしない たぶんしないと思う
 しないんじゃないかな
 ま、ちょっと覚悟はしておけ
  幸福は二人で育てるもので
  どちらかが苦労して
  つくろうものではないはず
  お前は俺の処へ 家を捨てて来るのだから
  帰る場所は無いと思え
  これから俺がお前の家


 子供が育って年をとったら
 俺より先に死んではいけない
 例えばわずか一日でもいい
 俺より早く逝ってはいけない
 何もいらない 俺の手を握り
 涙のしずく ふたつ以上こぼせ
 お前のお陰で いい人生だったと
 俺が言うから 必ず言うから
  忘れてくれるな 俺の愛する女は
  愛する女は生涯お前ひとり
  忘れてくれるな 俺の愛する女は
  愛する女は生涯お前 ただ一人
1979年(昭和54年)
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