青春音楽館トップページへ

空飛ぶ鯨」―ちゃんちゃこ

「黄色いカラス」作詞作曲:みなみらんぼう 1975

 羽根の色が真っ黒な カラスがカナリヤに
 恋して羽根の色を 黄色に染めました
 初めてのデートの日 運悪く朝から雨
 黄色の絵の具をぬった羽根の色がおちた

 心優しいカナリヤは 雨降る街角で
 黄色いカラスを待っていた
 雨に濡れながら

  羽根の色が真っ黒なカラスは言いました
  ごめんなさい僕は ただのカラスです


 カナリヤに打ちあけた カラスは思いました
 きっとこれで恋は 終わってしまうと
 黒い羽根の色じゃ カナリヤに嫌われる
 せっかく染めた黄色の 羽根の色が落ちて

  僕が黄色いカラス 本当はただのカラス
  あなたをだまそうとした みにくい羽根のカラス

 カナリヤは言いました 羽根を黄色に染めても
 心を染めなかった あなたが好きです

(初稿2004.3 未改訂)


空飛ぶ鯨

作詞/作曲 みなみらんぼう

ある朝ある町で 鯨が空を飛んでた
空よりも広い大空
夢を求めて 飛び立った

昔の森の中には 鯨が暮らしていた
幸せの花の咲いてた
森で楽しく遊んでた

いつか時の流れに押し流されて
海に沈んだ かわいそうな鯨

いまでは 海でさえ鯨は暮らせなくて
せっせと 羽根をつくって
狭い波間を飛び出した

話は 五十年たったあとの出来事
宇宙には夢が広がる
だけど地上は荒れ果てる

みんな ある町の窓から鯨をみた
大空が暗くなるほど
鯨で空はうずまった

いつか時の流れに押し流されて
空に飛び立つ かわいそうな鯨

その日の昼過ぎに あわれな鯨のむれは
次々 打ちおとされて
魂だけがとんでった

1975年(昭和50年)
「青春音楽館」トップページへ