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「修二会」-さだまさし


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平成28年(2016年)3月吉日


水取りやこもりの僧の沓の音  芭蕉


東大寺二月堂の修二会(お松明) 出典*Wikipedia(Wikimedia Commons)



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東大寺二月堂修二会(お水取り・お松明)

 東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)は、天平勝宝4年(752)、
東大寺開山良弁僧正(ろうべんそうじょう)の高弟、
実忠和尚(じっちゅうかしょう)によってはじめられたと伝えられます。
以来一度も途絶えることなく続けられ、平成22年(2010)には1259回を数えました。

 この法会は、現在では3月1日より2週間にわたって行われていますが、
もとは旧暦の2月1日から行われていましたので、二月に修する法会という意味をこめて
「修二会」と呼ばれるようになりました。また二月堂の名もこのことに由来しています。

 行中の3月12日深夜(13日の午前1時半頃)には、「お水取り」といって、
若狭井(わかさい)という井戸から観音さまにお供えする「お香水(おこうずい)」を
汲み上げる儀式が行われます。また、この行を勤める練行衆(れんぎょうしゅう)の道明かりとして、
夜毎、大きな松明(たいまつ)に火がともされ、参集した人々をわかせます。
このため「修二会」は「お水取り」・「お松明」とも呼ばれるようになりました。

 12月16日(良弁僧正の命日)の朝、翌年の修二会を勤める練行衆(れんぎょうしゅう)
と呼ばれる11名の僧侶が発表され、明けて2月20日より別火(べっか)と呼ばれる前行が始まり、
3月1日からの本行に備えます。そして3月1日から14日まで、
二七ヶ日夜(二週間)の間、二月堂に於て修二会の本行が勤められます。

 「修二会」の法要は、正しくは「十一面悔過(じゅういちめんけか)」といい、
十一面観世音菩薩(じゅういちめんかんぜおんぼさつ)を本尊とし、
「天下泰平(てんかたいへい)」「五穀豊穣(ごこくほうじょう)」「万民快楽(ばんみんけらく)」
などを願って祈りを捧げ、人々に代わって懺悔(さんげ)の行を勤めるものです。
前行、本行をあわせてほぼ1ヶ月、準備期間を加えれば3ヶ月にも及ぶ大きな法要となります。

(上記解説は東大寺公式ホームページを参考にして作成させていただきました。)

(初稿2000.2 改訂2014.3)

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修二会

作詞/作曲 さだまさし

春寒の弥生三月花まだき
 君の肩にはらり 良弁椿
 ここは東大寺 足早にゆく人垣の
 誰となく独白く南無観世音 折から名残り雪

 君の手は既に 凍り尽くして居り
 その心 ゆらり 他所にあり
 もはや二月堂 天も焦げよと松明の
 炎見上げつつ何故君は泣く 雪のように火の粉が降る

  走る 火影 揺れる君の横顔
  燃える 燃える 燃える おたいまつ 燃える

 過去帳に 青衣の女人の名を聴けば
 僕の背に 君の香りゆらめく
 ここは女人結界 君は格子の外に居り
 息を殺して聴く南無観世音 こもりの僧の沓の音

 ふり向けば 既に君の姿はなく
 胸を打つ痛み 五体投
 もはやお水取 やがて始まる達陀の
 水よ清めよ 火よ焼き払えよ この罪この業

  走る 火影 揺れる あふれる涙
  燃える 燃える 燃える 松明 燃える
  走る 火影 揺れる あふれる涙
  燃える 燃える 燃える 松明 燃える

初出 1993年(平成5年)