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「イムジン河」―ザ・フォーク・クルセダーズ

サッカーW杯もいよいよ、ブラジル対ドイツという、W杯の常連国同士の対戦ということになりました。
三位決定戦は、韓国対トルコ。
韓日共催のW杯で隣国でもある韓国と、日本が負けた国で親日国のトルコ、どっちも応援したい気持ちですね。

ところで、韓日共催のW杯、はじめはなんで共同開催なんや、という気持ちでしたが、ふたを開ければ、あまり違和感がない。
考えれば、ほんと、近くの国ですね。

かってドイツという国は、東西で別れていましたが、すでにベルリンの壁は取り除かれました。
そして、韓国(大韓民国)は、いまだに北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)との統一がなされていません。


ぼくの住んでいるところは、歴史的な経緯から、在日朝鮮人の多いところです。
小学生の頃、クラスの一割は在日朝鮮人でした。
いや、朝鮮人差別のまだまだ激しい時代でしたから、あるいは、もっといたのかも知れません。

そのときの同級生に、「てっちゃん」という子がいました。
幼稚園から一緒で、元ジャイアンツにいた張本選手によく似た風貌で、野球好きの体格の立派な少年でした。
ただ、気は優しくて、身体の弱いぼくを三角ベース野球に誘ってくれて、走るのは代走、守備はぼくがボールを受けるまで進塁しないなど、特別ルールで参加させてくれたりもしました。

その彼は、在日朝鮮人でした。
でも、彼は、それをずっと隠していました。
いや、むしろ、朝鮮人と名乗る友だちに対して、あいつは朝鮮だから、などと、差別的な言葉を投げつけていました。
ぼくは知ってましたが、あえて知らない振りをしていました。

この歌が流行った時に、彼は、はじめて、自分が朝鮮人であることを、ぼくに言ってくれました。


そんなことをふと思い出しました…。


(初稿2002.6 未改訂)


イムジン河

作詞 朴 世永
作曲 高 宗漢
訳詞 松山 猛
編曲 加藤和彦
唄:ザ・フォーク・クルセダーズ


イムジン河 水清く
とうとうと流る
水鳥自由に むらがり飛びかうよ
我が祖国 南の地
おもいははるか
イムジン河 水清く
とうとうと流る

北の大地から
南の空へ
飛びゆく鳥よ 自由の使者よ
だれが祖国を
二つにわけてしまったの
誰が祖国をわけてしまったの

イムジン河 空遠く
虹よかかっておくれ
河よ おもいを伝えておくれ
ふるさとをいつまでも
忘れはしない
イムジン河 水清く
とうとうと流る

1968年(昭和43年)
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